トルコ外相フィダン、モスクワで露外相ラブロフと会談

2023年08月31日付 Milliyet 紙

ハカン・フィダン外相は、ロシアの首都モスクワで外交折衝を開始した。フィダン外相は、同地外務省においてロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と対面した。両外相は、報道陣の撮影に応じた後、会談に臨んだ。ラブロフ外相は、会談の報道陣への公開部分で「本日の会談は時宜にかなったものである。ハカン・フィダン氏のトルコ外務大臣就任を祝福し、任務の成功を祈る。外相は非常に重大な任務を担っており、この意味で、我が国の外交政策に大きな弾みを与えることになるだろう。両国の大統領は一刻も早く直接会談を行い、我々もあなた方とこの問題を検討していく。我々は、二国間の立場で、またその他の形でも地域的な問題について議論していく。我々は頻繁に接触を図る必要があり、本日の会議は非常に実りあるものになると確信している。今後開催される首脳会合の準備について話し合う。」と述べた。

■「今回の会談は下準備となる」

フィダン外相は、話しの冒頭でラブロフ外相に感謝の意を表し、「私は過去に何度もモスクワを訪問しているが、今回は外相としてモスクワを訪問した。ラブロフ外相とは長年の仲だ。外相もおっしゃっているように、今日の私たちの議題は多岐にわたる。二国間問題、地域的問題、世界的問題について詳細に話し合う。実質、今回の我々の二国間協議は、ソチで開催される両大統領の会談の下準備となる。黒海イニシアチブの活性化と、公正な和平による戦争の終結が議題となるだろう。また、シリアや南コーカサスをはじめとする多くの地域的・世界的問題にも触れることになるだろう。」と発言を続けた。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:清水志保
記事ID:56238