ドイツ大統領、「イスラム教はここに定着」

2023年09月17日付 Hurriyet 紙
ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領は、ドイツ・ケルン市で開かれたイスラム文化センター協会(İKBM)創立50周年記念レセプションでスピーチを行い、「今日、イスラム教の多様性と500万人以上のイスラム教徒が我が国に属している」と述べるとともに、「ドイツはイスラム教の新たな故郷になった」とし、イスラム教徒らに向けて「共生社会の中心に立って」と呼びかけた。

■「歴史に刻まれた一日」

シュタインマイヤー大統領は、1965年に数百人のムスリムが断食明けの祭り(ラマザン・バイラム)をケルン大聖堂で祝った出来事が「宗教史に刻まれた一日」として記憶されているとし、「50年前のイスラム文化センター協会の設立も宗教史に残る一日になった。協会の設立は書類上の事務手続きだったが、我が国の多くのイスラム教徒にとって、それ以上の意味を持っていた。イスラム教にはもう一つの故郷ができた、それはドイツだ」と述べた。シュタインマイヤー大統領はまた、ドイツで礼拝所や交流の場が増えたことに注目し、「これは我が国にイスラム教が根付いたことを示している。私は皆さんを励まし続ける。共生社会の中心に立って」と呼びかけた。

レセプションにはノルトライン=ヴェストファーレン州のモナ・ノイバウアー副首相、トルコのトゥルハン・カヤ駐ケルン総領事、ケルンのヘンリエッテ・レーカー市長が参列した。İKBMはドイツに300以上のモスクやコーラン教室を有している。


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翻訳者:安井 悠
記事ID:56344