イラク・キルクークでのトルコ語公用語化、看板に現れる

2023年09月22日付 Milliyet 紙

イラク・キルクークでのトルコ語の公用語化を受けて、トルコ語の看板等が国家機関の建物や通りに掲げられた。

キルクーク知事府からの発表で、先週の月曜日にイラクにあるトルクメンの都市キルクークで2008年に決定されていたトルコ語公用化が施行された。キルクークのラカン・エル=ジュブリ知事の公式決定を受け、全ての公的機関のほか空港や大通りにトルコ語の看板等が掲げられた。

■看板等では4言語使用

キルクーク県報道通信責任者、メルヴァン・エル=アニ氏は、キルクークにある250の公的機関ではアラビア語、クルド語、シリア語とともにトルコ語が加えられた掲示が掲げられたと話した。エル=アニ氏は「トルコ語が市で主要な言語として使われるだろう。ラカン・エル=ジュブリ知事の決定により、キルクークで様々な言語が使われている。皆が団結して平等に暮らさなければならない、皆が自分の言葉を学ぶ法律上の権利がなければならない。」と述べた。

キルクーク市民のイブラヒム・シェハプさんは「トルコ語が看板に加えられたことで私たちは歓喜している。この施行は遅かったものの、トルコ語の看板が見られて、非常にありがたい気持ちだ。すべての看板に広がることを願っている。」と述べた。ジェミル・ヌレッティンさんは「トルクメンの学校で教育を受けたため、アラビア語とクルド語は分からなかった。看板に加えられたトルコ語によって、アラビア語とクルド語の文の意味がやっと分かった。この決定を受けて、私も自分の店の看板を変えよう。看板にトルコ語を書くつもりだ、非常にうれしい。」と話した。


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翻訳者:大屋千寛
記事ID:56363