ギリシャ・西トラキアのトルコ系住民、教育への抗議活動続く

2023年09月26日付 Cumhuriyet 紙

イスケチェ中等教育局が、少数民族学校の幾つかのクラスにおける教育を午後に行うことを継続するようにと主張をしたために、西トラキアのトルコ系住民たちが始めた抗議活動が、9日間に渡って続いている。

イスケチェ中等教育局が、少数民族学校の幾つかのクラスにおける教育が午後に行われ続けることに固執することが、西トラキアのトルコ系住人たちの怒りを招いた。

西トラキア出身のトルコ系住人たちは、教育が全ての人たちのために朝に始まることについての障壁が見受けられないということ、そしてまた各クラスの状況はこれには適していると強調をする抗議活動が9日間に渡り継続している。

今日イスケチェ少数民族中学校そして高校前に集った数多くのトルコ系住民は、バスに乗ってまずはギュムルジネの東マケドニア・トラキア州教育局、さらに後に東マケドニア・トラキア州庁前へとやって来た。

デモ参加者たちはここで、トルコ語そしてギリシャ語で「アテナは私たちの声を聞き入れろ」、「教育は私たちの権利だ」、「少数派の教育は遊びではない」、「私たちの権利を手に入れよう」という形でスローガンを叫んだ。

更にのちにデモ参加者の代表者のあるグループは、要求を伝えるために東マケドニア・トラキア州長フリストス・メティオス氏と面会した。

■「私たちをあなたの足元で待たせないでください。私たちの学校の場で会わなければなりません」

会談ののちに、新聞記者たちに対しての発表をおこなったイスケチェ少数民族中学校と高校委員長アフメト・カヤ氏は会合が、好意的な形では進まなかったと述べた。

抗議活動には、数多くの人々が参加したにも関わらず、その声はアテナに届かなかったと述べたカラ氏は、メティオス氏に対して、以前にもその考えと要求を伝えたということを引き合いに出した。

カラ氏は、「私たちは彼らにたいしてこれが政治的な結果となるだろうということを伝えました。もしもあなたが、このことについての政治的な結果を受け入れるのであれば、このように振る舞い続ければよいのです。彼ら自身に対しての解決策を提案いたしました。しかしながら、それを認めようとしないのです。
民主主義が存在している国において、これは異常な状況です。私たちを足元で待たせないでください。
私たちの学校の場で会わなければなりません。」という表現を用いた。

カラ氏は、抗議活動を続けると述べた。

抗議活動には、西トラキア・トルコ系少数民族諮問機構長とギュムルジネ選出ムフティのイブラヒム・シェリフ、イスケチェのムフティのムスタファ・トラムパ、トルコ系組織と機構の代表者たちとともに数多くの同士たちが参加した。

■担当者たちは、朝方と午後の適用に関して固執

近年、朝の時間帯と午後の時間帯の適用のために学生の数が減少した学校において、評議会の使節と学校保護者会は相談の結果、全ての教育を午前中に開始すると伝えた。

 イスケチェ中等教育省は、教育年の最初の日を朝の時間帯と午後の適用が続けられるのを望んだ。
このことについて、評議会の使節と学校の保護者会によって9月15日に行われる保護者と学生代表者たちの会合で抗議をする決定が取られた。

昨日のイスケチェでの抗議のデモには約1500人が参加をし、「分割教育にはノーを」というスローガンを叫んだ。


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翻訳者:堀谷加佳留
記事ID:56379