アゼルバイジャン大使、ナゴルノカラバフのこれからを語る

2023年09月27日付 Hurriyet 紙
アゼルバイジャンのラシャド・メメドフ駐アンカラ大使は、CNN TÜRKの放送の中でカラバフの最新情勢を評価した。メメドフ大使は発言の中で「我々は占領された土地を取り戻した。誰も我々を民族浄化によって非難することはできない。我々は民間人と戦争をしていない。カラバフのアルメニア人はアゼルバイジャンの法律に従って暮らすことができる」と述べた。

メメドフ大使の発言は以下のように続く。

「30年間続いた占領を打ち切るとともに戦争は終わった。30年前、70万人以上のアゼルバイジャン人がこの地域から追放され、村や町が破壊された。アルメニア側は不法占拠した土地に他国籍の同胞たちを連れてきた。カラバフ地区と周辺7県に住む我々の国民は、権利を今取り戻した。

我が大統領は、カラバフのアルメニア人はアゼルバイジャンの法律に従って暮らすことができると発表した。戦争犯罪を犯していない者、アゼルバイジャン国家に対する犯罪に関与していない者は、この場所で暮らす権利が与えられ、犯罪に関与した者にも恩赦が与えられる。

■「我々は占領された土地を取り戻した」

我々は逮捕する必要がある者のリストをアルメニア側に渡した。第一次カラバフ戦争でアゼルバイジャン人を大量虐殺した者のリストだ。彼らの内一人が本日、逮捕・拘束された。

罪を犯した者についても、罪を許し、逮捕しないことを伝えている。武器を持つことを強制された人々のことを理解している。誰も我々を民族浄化によって非難することはできない。我々は民間人と戦争をしていない。我々は占領された土地を取り戻した。

■ザンゲズル声明

アゼルバイジャンは誰の土地にも目を向けておらず、占領国でもない。我々は自国の土地で侵略者と戦う国家である。我々は[アルメニア領の]ザンゲズルで武力行使をして[飛地のナヒチヴァンとの間の]回廊を開くつもりはない。

現在ジョージア[・トルコ]経由のルートがある。ジョージアはこのルートから大金を稼いでいる。アルメニアにもこのチャンスはある。この[ナヒチヴァン向け]ルートがアルメニアを通らないのであれば、他の国を検討することができる。イランは一年前にこの提案をした。ここでアルメニアは消えた。

なぜ二つの回廊ではいけないのか。アルメニアからもイランからも通せばよい。こうした可能性は、この地域の発展のために重要だ。アルメニアもアゼルバイジャンも発展するだろう。アゼルバイジャンはこの地域の平和を望んでいる。

■この地域のロシア軍は何をするのか?

アゼルバイジャンの言葉は我々にとって署名と同じくらい重要だ。我々は、ロシアの平和維持軍がこの地域に駐留することに署名した。当地域の状況は絶えず変化している。2025年にはこれらの問題が検討されるだろう。」


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翻訳者:田原紗樹
記事ID:56383