国産戦闘機、開発すすむ

2023年09月29日付 Yeni Safak 紙

トルコの最重要技術プロジェクトである国産戦闘機カアアン(KAAN)の今年初飛行の準備に向けて、集中的な作業が行われている。トルコ航空宇宙産業株式会社(TUSAŞ)のテメル・コティルCEOは、「KAANは技術的試験の最中である。スケジュールは進行中だ。今年中に、大統領のお言葉通り最初の飛行を実現させる予定だ。射出座席はイギリスから購入している。試験はイギリスで行われている。試験で使用するため、KAANの先端部分を製造して送った。最初の射出座席試験は行われた。2度目のが予定されている」と話した。

トルコ航空宇宙産業株式会社(TUSAŞ)は、トルコ科学技術チームワクフ(T3ワクフ)と科学産業技術省の主催で行われるTEKNOFESTイズミルにて有人・無人国際戦闘機を披露した。

TUSAŞのテメル・コティルCEOは声明の中で、同イベントを訪れた若者がトルコの航空学の未来であると述べた。

TEKNOFESTがその意味で役目を果たしたと強調したコティル氏は、企業として製品を展示し、若者がそれらに刺激を受けたと述べた。同氏は、「世界に向けてもメッセージが届いている」と話した。

コティル氏は、トルコの最重要科学技術プロジェクトの一つである国産戦闘機KAANについての質問に答え、次のように述べた。

「KAANは技術的試験の最中だ。スケジュールは進行中だ。今年中に、大統領のお言葉通り最初の飛行を実現させる予定だ。射出座席はイギリスから購入している。試験はイギリスで行われている。試験で使用するため、KAANの先端部分を製造して送った。最初の射出座席試験は行われた。2度目が予定されている。アッラーのご加護がありますように、飛行中に問題があっても、パイロットの脱出は保証されている。計画は着実に継続している。皆期待に満ちている。我々を支えてくれる企業も働いている。約束は約束だ、守れるようアッラーがお定めくださいますように。」

■防衛輸出の加速が継続

企業や武器部門の輸出状況への質問に対してコティル氏は、同時に自身が防衛・航空産業輸出連盟の会長であることに触れ、同部門の輸出の増加が続いており、今年は約60億ドルの値を記録するだろうと述べた。

この状況がTUSAŞにとっても当てはまるとしたコティル氏は、次のように述べた。

「非常に多くの契約を結んでいる。この先の注文の増加は、我々が製造できる量をはるかに超えている。トルコにはこの先3-4年を要する非常に多くの注文が入っている。これらを達成したら、思うに3年後には200億ドルに達するだろう。200億ドルに達すれば、トルコは防衛産業において世界のプレイヤーになるだろう。輸出の輸入に対する割合を見れば、輸入の2倍輸出していることがわかる。トルコは防衛産業において上位にいる。」


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翻訳者:関口ひなた
記事ID:56389