ヨルダン:サファディー外相「イスラエルはガザ地区を奈落の底に突き落そうとしている。イスラエルのガザ退避通告に反対する」

2023年10月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
ヨルダン国王、首都アンマンでアントニー・ブリンケン米国務長官と会談
ヨルダン国王、首都アンマンでアントニー・ブリンケン米国務長官と会談
■ヨルダン国王が支持を集めるためにヨーロッパを歴訪、サファディー外相は「パレスチナ人の追放が地域を地獄の底に突き落とす」と断言(ブログ)

【アンマン:本紙】

ヨルダンのアイマン・サファディー副首相兼外務・移民大臣は、アブドゥッラー2世国王が土曜日、ガザ地区のイスラエル(・ハマース)戦争終結に向け、地域の指導者たちの支持を集めるために欧州歴訪へ出発すると国営メディアに発表した。

金曜日にアントニー・ブリンケン米国務長官と会談した国王は、暴力の鎮静化とより大規模な戦争への突入回避のために、この地域および西側諸国の指導者たちと集中的に連絡を取ってきた。

公共放送局『マムラカTV』は土曜日、「サファディー外相が公式に、ガザ地区で勃発したイスラエル(・ハマース)戦争は200万人以上のパレスチナ人に対する集団的懲罰に等しい。この地域全体を奈落の底へ突き落すものだと警告した。そして、国際社会にガザ地区での戦争に一丸となって対応していくよう要請した。大臣はイスラエル市民の殺害を非難すると共にパレスチナ市民の殺害も非難している」と報じた。

サファディー外相は「パレスチナ人の(国外)追放に断固反対する。イスラエルがこれを強要すれば、この地域全体をエスカレーションと紛争を深め、拡大させる奈落の底に突き落とすことになる」と警告した。

そして、「この地域のすべての国と人々の安全と平和を望むなら、ガザへの攻撃を止めるために直ちに動き、二国家解決に基づいた公正かつ包括的な平和達成に向けた現実的な地平線を見出す努力をすべきだ」と断言した。

(後略)


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翻訳者:横山日向子
記事ID:56491