■トラックで移動するガザの人々 「こんなことになる前に死んでしまえたらよかった」
【本紙】
イスラエル軍がガザ地区北部の住民に対し同地区南部へ避難するよう命じてから24時間経過した今日、同地では過酷な避難の光景が見られるようになり、ガザの人々が苦しんでいる新たな強制移住の様子が具現化された。
数時間前から数万人のパレスチナ人がガザ市から同地区南部に向かって避難した。ジャーナリストらは、その大多数が避難施設や寝泊まりする場所を確保しようとエジプト国境に隣接するラファフ地区に到着したと報じている。
一方イスラエル軍は、ガザ地区の住民に対しいわゆる「クリア作戦」を「遅らせることがない」よう促した。
イスラエル軍のリチャード・ヘクト報道官は、午前10時から午後4時まではガザ地区南部に避難するための安全な避難ルートがあると発言したが、それが有効である日数を指定することはなかった。同報道官はさらに「我々は避難にはある程度時間がかかることを理解しているが、ガザの人々には遅れずに避難することを推奨する」と付け加えた。
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