■ムナー・ワースィフ「世界平和大使」…ヒンド・カバワート大臣が彼女の手に口づけ（動画）

ヒンド・カバワート社会問題労働大臣は、女優のムナー・ワースィフさんの長年にわたる経歴への感謝の印として、自ら彼女の手に口づけし、抱擁

【ダマスカス：本紙】


シリアの大女優ムナー・ワースィフさんは、世界人権機構（WHRO）から「世界平和大使」の称号を授与された。これは、彼女の長年にわたる芸術活動と、シリアおよびアラブ世界のドラマにおける顕著な貢献、さらに平和の価値や連帯・友愛の精神を広めるようとする役割を称えた授与である。

表彰式は、昨晩日曜日（7月31日）にダマスカス大学本部講堂で、日本と世界で活動する
「シリアの友」財団（シリとも）が「希望のシリア」と題してが主催した祝賀式典の中で行われた。



ムナー・ワースィフさんはこのなかで感動的な言葉を述べ、表彰を受けた誇りを語り、責任を担うことは容易なことではないとしながらも、仕事への深い愛こそが長年の芸術活動を支え続ける力の源であったと強調した。

彼女はこう述べた。「私はキリスト教徒の母と、スンナ派でクルド系ドゥルーズ派の父の娘です。この多様性こそが私の広がりを作りました。私は無から現れたのではありません。私が「カシオン山が揺らぐなら、私たち皆が揺らぐ」と言う時、一番大切なのは、ただ愛することではなく、与えることです。なぜなら、祖国は母だから。アッラーよ、母は玩具ではありません。母を憎む人がいるでしょうか？　あり得ません。アッラーが母を尊んだのなら、私たちがどうして祖国を尊ばないでいられるでしょう？」



式典の中で印象的だったのは、ヒンド・カバワート社会問題労働大臣が、ワースィフさんに記念の盾を手渡した際の姿だった。彼女はワースィフさんの手に口づけし、抱擁し、長年にわたる活動に敬意を示した。この感動的な光景は、ワースィフさんがシリアやアラブ世界の人々の心の中で占める特別な地位を物語っていた。


連続ドラマ「ハイバ」でジャバル・シャイフ・ジャバルの母親役を演じるムナー・ワースィフさん（インスタグラム）