レバノン:クリスマスシーズンは自粛ムードか(1)

2023年11月16日付 Al-Nahar 紙

■南部の緊張が高まる中で...レバノンのクリスマスシーズンはどうなるのか

【本紙】

観光組合連合の会長で、全国観光評議会議長のピエール・アシュカル氏は今日(16日)声明で、「レバノン人および国内の観光業界が待ちわびているクリスマスシーズンは過去のものとなった」と明かにした。また、「ガザ地区での戦争とレバノンの南部戦線での緊張が終わるかもしれないという希望のもと、今からすべての観光業者は2024年の春と夏を待ちわびるようになった」と指摘した。

同氏は、「レバノン国境付近で小競り合いが発生し、またガザ地区での戦争が完全に終わらない限り、誰もレバノンを訪れないし、在外レバノン人もベイルートのラフィーク・ハリーリー国際空港が閉鎖されることを懸念する。また、シリアや海上経由での旅が困難だということは、彼らがレバノンから出国できないことを意味する」と述べた。

そして、「観光業者のオーナーらと行ったやりとりでは、クリスマスシーズンの準備に二の足を踏んでいることが浮き彫りになった」と明らかにし、「大半のレバノン人と同様、彼らも、子供や女性の殺戮、破壊という悲しい空気と人道的状況は、喜びの雰囲気を作るのにふさわしくないと考えている」と指摘した。また、既に予定されていたパーティーの多くがキャンセルされたことも明かした。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:56740