米国:親イスラエル活動家がパレスチナ系米下院議員の暗殺を計画か?イスラーム系人権団体が音声記録を公開

2023年11月22日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエル支持者たちがパレスチナ系のラシーダ・タリーブ米国下院議員の「殺害方法」を議論(音声収録)

【ニューヨーク:アナトリア通信社】

親イスラエル活動家たちは、X(旧Twitter)上で、先週アリゾナ州を訪問していたパレスチナ系のラシーダ・タリーブ米下院議員の「殺害方法」について議論した。

ムスリムの市民権擁護活動などを進める団体「米イスラーム関係評議会(CAIR)」は火曜日、親イスラエル活動家たちがアリゾナ州を訪問中のタリーブ議員を暗殺の標的とする可能性を話し合う様子を記録した音声データを公開した。


CAIRが発表した声明の中でエドワード・アフマド・ミッチェル副所長は、「親イスラエル活動家たちがX上で、アリゾナ州を訪問中のタリーブ議員にセクシャルハラスメントを行い、苦痛を与え、さらには殺害する方法を議論していた」と述べた。

そして、「この出来事は米国でイスラモフォビア(イスラーム恐怖症)とパレスチナ人への嫌悪が激化し、制御不能な状況であることの最新の証拠である」と付け加えた。

タリーブ議員は先週、CAIRアリゾナ支部の年次資金調達イベントに参加するためにアリゾナ州立大学を訪問していた。

今回のことで、アリゾナ州立大学は本イベントへのタリーブ議員の参加を取りやめ、ホテル側も(宴会)契約を解除したため、CAIRアリゾナ支部は場所を移してイベントを開催した

一連の事態は、米下院が11月8日、ジョー・バイデン米大統領とイスラエルのガザ紛争への対応を批判したとしてタリーブ議員への問責決議案の可決を受けてのことである。


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翻訳者:西岡駿
記事ID:56765