カイセリでデモ、「ネタニヤフ死刑」で抗議

2023年12月16日付 Cumhuriyet 紙

カイセリで、イスラエルによるパレスチナ攻撃に対してデモが行われた。デモ中に、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を模したパネルが絞首台でつるされた。

ボゾク文化・互助協会は、共和国広場でメディア会見を行い、イスラエルによるパレスチナ攻撃に対して抗議した。

デモでは、イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフ首相を模したパネルが絞首台でつるされた。

ボゾク文化・互助協会のクデゥシ・エルクルチ会長は、「10月7日以降、イスラエルのシオニスト政府は、パレスチナ自治区ガザ地区において歴史上類を見ない虐殺を続けており、激しさを増している。イスラエルとアメリカ合衆国政府、並びに我々にとってお馴染みの欧州諸国政府も平然と虐殺を支援している。ガザでは、何千もの爆弾が人々に向けて降っており、まるで戦争ゲームの様にモスクや教会、そしてより重要なのは病院が爆撃されており、負傷者を乗せた救急車が攻撃され、保育器に入っている赤ちゃん、子供、母親が殺され、人々は、お腹をすかし、水・電気・燃料・コミュニケーション手段がない状態にあり、パレスチナ人が抹殺されていることである。全てこうした行為は人道に対する罪、虐殺、戦争犯罪、民族浄化、ジェノサイドである。」と話した。

■「テロ国家・イスラエルの狙いは明白」

エルクルチ会長は以下のように続けた。

「アメリカ合衆国を筆頭として、停戦に反対するいくつかの国も、この虐殺を平然と支援し、このジェノサイドの罪に加担している。テロ国家・イスラエルの狙いは明白だ。長年系統的にパレスチナの土地を公然と奪い、独善的で不名誉な方法や虐殺で得てきた。その後の計画も平然と公開している。

次なる狙いは、トルコやユーフラテス川・ティグリス川の地である。殺人国家・イスラエル政府は使用が禁止されている白リン弾や化学兵器を平然と使用している。病院や病院周辺で避難しようとしている子供、民間人の女性、医者、医療従事者、さらには負傷者や救急車までも爆撃している。ガザ地区において働いている医者や医療従事者を誘拐し、医療サービスの提供を邪魔し、誰も知らない場所で拘束している。

我々トルコ共和国政府と不正を止めようとする他の国家の取組やスタンスに倣い、一刻も早く停戦が行われ、負傷者の治療、瓦礫の下にいる人々の救助に対応し、病気や伝染病、あらゆる精神的・身体的トラウマに直面することを余儀なくされたガザ地区の住民を救うために国際的な取組が実施されることを期待している。」


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翻訳者:山口晴夏
記事ID:56917