スーダン:「市民民主勢力調整」が会議開催-戦争終結と民主主義実現に向けて

2023年12月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■スーダン:「民主勢力調整」は戦争地域の拡大を警告、軍当事者に対し理性の声の優先を求める

【ハルツーム:ミーアード・ムバーラク、本紙】

スーダンの広範な民主連合「市民民主勢力調整(タカッドゥム)」は昨日日曜日、ケニアの首都ナイロビで、今年4月中旬にスーダン国内で発生した内戦の悲惨な経緯について協議した。

タカッドゥムの執行委員会によると、4日間にわたるこの会議では、本連合の「設立会議」開催に向けての詳細な取り決め合意、戦場及び政治レベルにおける紛争の現状、市民生活への悲惨な影響などが議論される。

この会議の目的は、タカッドゥムの実績の評価、合意に基づく指導構造の構築、国内の現状を踏まえたタカッドゥムの政治的地位に対する見解の一致、複数の政党や市民団体、さらに「自由と変革勢力(FFC)」と「スーダン革命戦線(SRF)」の多くのメンバーからなる本連合の内・外部とのコミュニケーション強化である。

タカッドゥムは、紛争を終らせ、恒常的な平和を実現して、栄光ある十二月革命路線を復活するために、民主市民勢力の統一(の必要性)を主張した。そして、「国軍」と「迅速支援部隊(RSF)」の双方に、交渉による政治的解決によって戦争を終結させ、民主的な市民国家と一本化した軍組織を確立するために、理性の声と最大の国益を優先するよう求めた。

そして、軍事戦闘の拡大を警告し、南ダルフール州の州都ニャラへの航空機爆撃、首都ハルツームから戦火を逃れて数百万人が避難しているジャジーラ州と州都ワド・マダニや西コルドファン州ウダイヤへの戦争の拡大、さらに北ダルフール州の州都ファーシルでの新たな衝突の発生などに言及した。

(後略)


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翻訳者:横山日向子
記事ID:56924