イエメン:フースィー派が米国主導の多国籍海軍についての声明を発表(1)

2023年12月19日付 al-Quds al-Arabi 紙

■フースィー派高官:米国主導の多国籍軍の結成によって我々のガザに対する立場は変化しない

【諸通信社】

フースィー派のムハンマド・アブドゥッサラーム主席交渉官は、同派は、紅海での航行保護を目的とする多国籍海軍が結成されたことを理由に、ガザ地区での戦闘に対する立場を変えるつもりはないと述べた。

アブドゥッサラーム氏は、米国主導の多国籍軍は「基本的に不要」であり、イエメン沿いの海域は、イスラエル船と同国へ向かう船を除くすべての人々にとって安全であると述べた。またこの例外の理由として、「パレスチナにおける不正で侵略的な戦争とガザ地区の包囲」を挙げた。

フースィー派による船舶へのミサイルとドローンを用いた一連の攻撃をうけ、米国のロイド・オースティン国防長官は、紅海における通商保護のための多国籍作戦の始動を発表した。

フースィー派の報道官は以下のように述べた。「イエメンの海上作戦はガザ地区で侵略や封鎖に直面しているパレスチナ人民の支援を目的としており、示威行為でも他者に対する挑戦でもない。戦闘の拡大を試みる勢力はそうした行動の報いを受けることになる」。

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翻訳者:西岡駿
記事ID:56951