レバノン:南部の住民、イスラエルの爆撃にさらされるも村を去らない決意(2)

2023年12月22日付 al-Quds al-Arabi 紙

■レバノン南部の住民はイスラエルの爆撃下でも自らの仕事を続ける

【カフラキラー(レバノン):AFP通信】

彼はAFP通信に、「我々は爆撃下にいても、働き店を閉めるつもりはありません。お金を持っている人にも持っていない人にも、空腹な人全員に食事を与えます。これも神のためのジハードなのです」と語った。

10月7日にハマースがイスラエル領内で未曾有の急襲攻撃を開始して以降、イスラエルはガザ地区で破壊的な爆撃と地上作戦でこれに反撃しており、レバノン南部国境付近の地域ではイスラエル・ヒズブッラー間の深刻な軍事的エスカレーションが起こっている。

レバノン国境地域で特に目に見えた軍事的プレゼンスを持たないヒズブッラーは、主には国境付近にあるイスラエルの軍事目標に対し毎日作戦を行っている。そしてこうした作戦の実行をガザ地区支援の枠組みに入れ、「彼らの抵抗を支援するものだ」としている。

イスラエルはこれに対し、国境付近の「ヒズブッラー戦闘員の活動」および「ヒズブッラーに属する施設地域」とされるものを狙った国境地帯への爆撃で反撃している。また最近では爆撃が激しさを増し、その結果南部国境付近の一部の村では大規模な破壊が生じた。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:56963