フランス:ガザ攻撃強化に関するイスラエルの声明は「懸念すべき」

2023年12月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
■フランス:ガザ攻撃強化に関するイスラエルの声明は「懸念すべき」

【パリ:アナトリア通信】

フランスは、ガザ攻撃の激化と長期化に関するイスラエル当局の声明に「深い」懸念を表明した。
フランス外務省は火曜日の声明で「ガザ地区では最近も計画的攻撃が続いており、多くの民間人が殺害されている」と指摘した。
そして「停戦につながる即時人道的休戦」を改めて呼びかけた。
また「国際人道法の原則は世界のいつでもどこでも民間人を保護する必要性を規定している」と強く述べた。

また同省は、ガザ地区の民間人を保護するために、イスラエルが「具体的な措置」を講じることの重要性を強調した。
そして、安全保障理事会による決議第2720号の採択を歓迎し、「ガザの民間人に、より多くの人道支援を至急提供する必要性を確認したと同じだ」と指摘した。
今月12月23日、国連安全保障理事会は決議第2720号を採択し、ガザ地区への人道支援物資の即時提供を可能にし、イスラエルとパレスチナ戦闘員の間の停戦環境を整えるための緊急措置を講じることを求めた。
ガザ地区当局と国連によると、10月7日から火曜日まで続いているイスラエルのガザ地区に対する戦争では、2万915人の犠牲者と5万4918人の負傷者(そのほとんどが子供と女性)を出し、インフラは大規模に破壊され、前例のない人道的大惨事となっている。


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翻訳者:皆川紗矢香
記事ID:56998