アルジェリア:少将ハレド・ニザール氏の死

2023年12月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■スイスでの裁判の公判日にアルジェリア人少将ハーリド・ニザール氏が息を引き取る

【アルジェ:本紙】

アルジェリアのハーリド・ニザール元国防相が86歳で死去したと、ニザール氏の息子が所有するウェブサイト "Algerie Patriotic "が発表した。ニザール氏はアルジェリア国内で物議を醸した人物であり、特に1990年代初頭の治安危機において決定的な役割を果たしたことから、彼の人物像については意見が大きく分かれている。

運命的なことに、ニザールの氏の死は、スイスの司法当局が1990年代のアルジェリアにおける戦争犯罪の罪状で行われていた彼の裁判の公判日として決めたのと同じ日に発表された。彼の訃報は同ウェブサイトが発表した短い声明の中に含まれており、「残念なことに志士ハーリド・ニザール氏が86歳で亡くなったことをお知らせします。我々は、彼を広々とした庭園に住まわせんことを神に祈ります。」と綴られていた。

故人は1937年12月27日、アルジェリア東部のオーレス地方として知られるバトナ県のスリアナ村で14人家族のひとりとして生まれた。フランス軍士官学校のひとつに入学を経て、同軍から逃れて参加したアルジェリア革命を生き抜き、アルジェリア独立後にキャリアを築きはじめ軍で最も著名な人物の一人になった。

(後略)


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翻訳者:土屋伶斗
記事ID:57030