副大統領が発言 アーラシュガス田に関するクウェートの根拠のない主張:イランの警告

2023年12月30日付 Hamshahri 紙

 法務担当副大統領は次のように述べた。「交渉はアーラシュガス田の論争解決の方法として最善の方法である。しかしクウェートがこのガス田を開発しようとするのであれば、我々も開発するつもりである」

【ハムシャフリー電子版】モハンマド・デフガーン副大統領は、アーラシュガス田をめぐるイランとクウェートの論争解決のための法的措置について次のように述べた。「アーラシュガス田は共有のものである。ガス田の一部はイランに帰属し、そのガス田に井戸を掘削してきたが、井戸は現在封鎖されている。クウェート政府は不当な主張をし、ガス田のすべてが彼らに帰属すると考えているが、この考えには根拠がない。革命前に、アーラシュガス田を我々が発見し、イスラーム革命後このガス田で井戸を掘削し、権利を獲得した。しかしクウェートと我々の海上境界線が明確になっていないため、我々はまず海上境界線を明確にし、次にアーラシュガス田のどの部分をどの国が所有するのかを明らかにするべきだとクウェートに主張する」

 同氏は、この論争は交渉によって解決できるのかという質問に答えて、次のように説明した。「ええ。最善の方法は交渉だ。外務省は交渉によってこの問題を解決する義務を負っている。しかし、クウェート政府がこのガス田を開発しようとするのであれば、我々も掘削した、またはこれから掘削する井戸の開発を必ず開始する。しかし共同開発し、利益を共有するほうがよい。もしサウジアラビアも我々と境界線を共有しているのなら、ガス田の破壊をせず、最大限の開発を行うとの理解を共有していると信じている。我々はクウェートの限度を超えた主張を望んでいない。」


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:SM
記事ID:57071