■トルコ当局、イスラエル「モサド」のスパイ活動に関与した疑いで34人を起訴

【イスタンブール：アナドル通信社】

イスタンブールのトルコ検察は、イスラエルの対外諜報機関「モサド」の国際的スパイ活動に加担した疑いがあるとして34人を起訴した。

テロ・組織犯罪捜査局はこの四日間で容疑者たちの取り調べを終了した。

彼らは健康診断の後、イスタンブールの司法宮殿に身柄が移された。

イスタンブール検察のテロ対策局とトルコ国家情報機構（MIT）のそれぞれの捜査で、モサドが人道的な理由でトルコ在住の外国人に対する監視、追跡、暴行、誘拐などを企てている情報が得られた。

今回の一連の逮捕は、イスタンブール検察のテロ対策局が容疑者46人に対する捜査の一環として実施した8県での治安作戦中に行われた。

トルコ治安当局は、モサドの工作員がソーシャルメディアのアカウントを通じて容疑者たちに接触していることを突き止め、その直後、容疑者を逮捕する作戦を発動した。

1月2日、治安部隊はイスタンブール、アンカラ、コジャエリ、ハタイ、メルスィン、イズミル、ヴァン、ディヤバクル計8県の15地区で57件の一斉（逮捕）作戦を実施した。

この作戦で、134,830ユーロ、23,680米ドル、その他さまざまな通貨や、無許可の拳銃、弾薬、デジタル機器が押収された。