モロッコ:ブーリータ外相「イスラエル・パレスチナ紛争の解決に向けた唯一の方法は交渉」

2024年01月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■モロッコ外務大臣「イスラエル・パレスチナ間の紛争を解決する唯一の方法は交渉である」

【ラバト:アナトリア通信】

モロッコは金曜日、イスラエルとパレスチナの紛争を解決する唯一の方法は交渉であると強調した。

これはモロッコの公正発展ブロック(イスラーム系反与党勢力)が「イスラエルがデモに参加する国民に向けている不道徳な演説方法」について投じた質問に対して、ナースィル・ブーリータ外務大臣が送付し、アナトリア通信がそのコピーを入手した書面回答のなかで述べられたものである。

ブーリータ氏は回答のなかで次のように述べた。「モロッコ王国は、エルサレムとアクサー・モスクを含む、占領されたパレスチナの土地における(イスラエルの)全ての措置・行為を拒否する政治的立場を表明することに躊躇しない」。

さらに同氏は「二国家解決、そしてイスラエルとパレスチナの両当事者間の交渉への固執が、紛争に対する最終的、恒常的、包括的な解決に向けた唯一の方法である」と続けた。

さらに「ガザで武力衝突が勃発し、暴力的行為と民間人の標的化が拡大して以来、我々の立場とはイスラエルの侵略への拒否である」と付言した。

そして「持続的な停戦につながるように激化を抑え、二国家解決に基づいた、パレスチナ問題の公正かつ包括的な解決へと導く平和的プロセスを復活させる」必要があると表明した。

ブーリータ氏は「モロッコ王国は国家的大義のもとで、パレスチナの大義の地位を維持し、中東地域における公正かつ恒常的な平和の実現のための建設的なコミュニケーションに加わることにコミットし続けている」と補足した。

(後略)


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翻訳者:西川舜
記事ID:57090