ヨルダン:イスラエルによる戦争拡大を懸念

2024年01月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ヨルダン:ネタニヤフ首相が地域をより広範な戦争に引きずり込むことは許されない

【アンマン:ロイター通信】

ヨルダンのアイマン・サファディー外相は月曜日、「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が中東をより広範な地域戦争に引きずり込むことを許すことは国際社会として容認できない」と述べた。

ある公式メディアは、サファディー外相がフランスのカトリーヌ・コロンナ外相との電話会談で、「戦争拡大の危険性が、イスラエルがガザに加える殺戮と破壊が続くにつれて日ごとに増大している」と語った、と報じた。

サファディー外相は、「右派でナショナリズムのネタニヤフ政権は、さらなる紛争と破壊の運命へと中東を導く地域戦争に、西側諸国を直接巻き込もうとしている」と付け加えた。

同外相は、「ガザに対するイスラエルの攻撃は、人道的、法的、道徳的限度をすべて超えている。安全保障理事会が拘束力のある停戦決議を採択しないよう利用される議論も見過ごされている」と述べた。

またヨルダン外相は、「国連安全保障理事会がこれまでのところ停戦の発動に失敗していることは、国際法の適用におけるダブルスタンダードと危険な選択性を反映している」と付け加えた。

そして「ヨルダンとフランスは、ガザからのパレスチナ人の強制移住に反対し、イスラエルによりガザ北部から避難を余儀なくされ、エジプト国境近くの南部に押し寄せたガザ地区の住民が故郷に戻ることを許可すべきであることに同意した」と述べた。


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翻訳者:穴井勇成
記事ID:57115