ベルギー:副首相が南アの対イスラエルジェノサイド訴訟に続くよう政府に提案へ

2024年01月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ベルギーの副首相:イスラエルの審理について自国政府に提案を行うだろう

【ブリュッセル:アナトリア通信】

ベルギーの副首相であるペトラ・ド・ズッター氏は、ガザで起こっているイスラエルによる「ジェノサイド」の脅威に対し、ベルギーが黙って見過ごすことはできないと述べた。

同氏はまた、ハーグの国際司法裁判所にイスラエル政府を相手どって訴訟を起こした南アフリカのあとに続くよう自国政府に対して提案することを強調した。

連立与党の一端を担うフランダース緑の党の代表であるド・ズッター氏は、SNS 「X」のアカウントで声明を出し、「ベルギーは、ガザの人々の終わりのない苦難を傍観することは出来ないと」言った。

そして、南アフリカ共和国がイスラエルをジェノサイドの罪でICJに提訴した訴訟を支援するよう呼びかけた。

また同氏は、「私たちはジェノサイドの脅威に対し行動しなければならず、私はベルギーが南アフリカのあとに続き、国際司法裁判所での措置を講じるよう望んでいる。私はこの提案を政府に対して行うつもりだ。」 と述べた。

ド・ズッター氏は以前の声明で、「イスラエルをボイコットする時が来た。雨のように爆弾を投下するのは非人道的であり、イスラエルが停戦を求める国際的な声に関心がないのは明らかである。」と述べた。

南アフリカがイスラエルに対して起こしたジェノサイド訴訟について、国際司法裁判所での公聴会が今年の1月11日と12日に開催される予定である。


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翻訳者:小林友哉
記事ID:57116