インフルエンザ対処は漬物で

2024年01月15日付 Cumhuriyet 紙

アンカラ県チュブク郡で生産され、「治癒」目的に消費される、登録を受けた漬物への需要は、寒くなりインフルエンザ感染の影響で増加した。

夏に生産される地産製品との証明を受けたチュブク漬物は、秋冬に店頭に並ぶ。チュブク郡の漬物屋で秋に始まる販売は、冬にさらに増加した。客はキュウリ、キャベツ、唐辛子、摘果メロン、混合、インゲン豆の漬物を最も好む。

漬物は1キロあたり60(約291円)から90リラ(約436円)、漬物汁は1リットルあたり25(約121円)から50リラ(約242円)で売られている。生産者は、増加する漬物と漬物汁の需要に対応するのに苦労している。

チュブク郡漬物・生鮮野菜・果物生産組合ハサン・ヒュセイン・ベンリ会長は、アンカラ通信に対して、組合員は21人おり、組合員の年間の漬物生産量は3万5千トンであると述べた。

ベンリ会長は、今月チュブク漬物の売り上げがよく、36種類の中でキュウリが最も売れたと述べた。直接13カ国に販売していると述べたベンリ会長は、今期はいい年であると述べた。

■在庫が尽きそう

特に9月に行われた祭りでの販売が記録を更新したと述べたベンリ会長は、次のように続けた。

「トマトからパセリ、セイヨウネギからキャベツまでと、あらゆる種類の野菜・果物で作られた漬物がある。最も需要があった漬物は、60%を売り上げたきゅうりの漬物である。インフルエンザ感染[増加]とともに特に漬物と漬物汁の売り上げは増加した。消費者は、漬物と漬物汁がインフルエンザに良いと言っている。以前にコロナ禍で漬物水がとても売れた。現在も漬物への需要がたくさんある。今年は、漬物がほとんど残っていない。在庫はなくなりそうである。このため、2024年は生産量を2倍に上げようと考えている。」

■在庫はごく僅か

チュブク郡で漬物を販売するナスィベ・アトルさんも以前に比べて販売が増していると述べ、特にコロナ以降、漬物への関心が大いに高まったとした。

アトルさんは、最も売れるのがきゅうりの漬物、次いで混合の漬物、唐辛子の漬物であると述べ、次のように語った。

「インターネットを通じた注文でトルコ全土に漬物を送ってます。今シーズンはほぼ在庫がないくらい売りました。手元に残っているのはごく僅かです。チュブク漬物の特色は、郡内で良い農業上の措置をとって野菜・果物が作られていることです。こうした天然の野菜を自然発酵で漬物にして、消費者に提供しています。私たちの漬物はパリッとしていて、自然で、美味しいのです。ここ最近、インフルエンザ感染が増えています。だから、本当に漬物水の販売が激増したといえます。

ムスタファ・サンダルさんは、イスタンブルから漬物を求めてきたと言い、チュブク漬物を長年愛好していて、好んで食べていると述べた。

サンダルさんは「漬物を選びにあたって最も重要なのは質と特徴です。美味しくて信用できることが重要です。漬物はどこでも売ってますが、実際に訪れてここで買うのが最もいいと思います」と述べた。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:新井慧
記事ID:57153