初のトルコ人宇宙飛行士、宇宙ステーションに到着

2024年01月20日付 Cumhuriyet 紙

トルコ人初の宇宙飛行士、アルペル・ゲゼラヴジュ氏を乗せたロケットが(20日)午後1時47分に国際宇宙ステーションにドッキングした。トルコ(国民)はその模様を広場(に設けられた特設の会場)や、アクシオムスペース社の生放送で追った。ゲゼラヴジュ氏は国際宇宙ステーションに入った。ゲゼラヴジュ氏とチームが中に入った後、歓迎式典が催された。

トルコ人初の宇宙飛行士、アルペル・ゲゼラヴジュ氏が乗ったスペースXのロケットは、国際宇宙ステーションにドッキングした。ゲゼラヴジュ氏は宇宙ステーションに入った。

■ムスタファ・ケマル・アタテュルクのメッセージを引き合いに

式典でゲゼラヴジュ氏は以下のようにコメントした。

「まずは温かい歓迎に感謝する。我々を扉の前で待っていた。尽力してくださったみなさまに感謝する。トルコとしても史上初めて、宇宙に出た。我々は科学と研究のためにここにいる。

トルコ共和国を建国し、我々に託してくれたムスタファ・ケマル・アタテュルクに、またその戦友たちに、この祖国のために命を捧げた全ての殉職者へ、ここに足を踏み入れることを可能にした強い意志を持った我々の国に、またこのチャンスを我々に与えてくれた国民に、感謝申し上げる。未来は天にある。」

この歴史的な瞬間は、(イスタンブルの)タクスィム広場と(アンカラの)クズライ広場に(特設された)プラネタリウムと科学センターで見ることができる。アクシオムスペース社のアドレス"http://axiom.space/live"からも見ることができる。

■宇宙で13の実験をする

ゲゼラヴジュ氏は14日間国際宇宙ステーションで様々な科学実験を行うため宇宙での任務を遂行することになる。

アクシオム・ミッション3(Ax-3)ではさらに、米国とスペインを代表するリーダー、マイケル・ロペス=アレグリア、イタリア空軍パイロットのヴァルター・ヴィラデイ、欧州宇宙機関を代表してスウェーデン出身のマルカス・ヴァントが参加している。

■最初のメッセージ「未来は天にある」

打ち上げ後、Ax-3との初中継でゲゼラヴジュ氏が発した最初の言葉は「トルコ初の有人宇宙ミッションを実現するため、初のトルコ人が宇宙に足を踏み入れた今、偉大な国父の言葉を持ってこの瞬間を始めたい。トルコ共和国を建国したムスタファ・ケマル・アタテュルクの賢人に相応しい言葉『未来は天にある』。」と述べた。

■共同の新プロジェクト

一方で、メフメト・ファティヒ・カジュル産業科学技術大臣は米国でアクシオム・スペース社を訪問し、「我々はトルコの産業と研究開発エコシステムを彼らとより密接に連携できるよう、プロジェクトとプログラムを立ち上げる予定だ。」と話した。


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翻訳者:内山千尋
記事ID:57174