イエメン:紅海の情勢緊迫化の影響を検討

2024年01月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イエメン政府は、紅海とアラビア海での情勢緊迫化がもたらす可能性のある影響を検討するための委員会を組織する

【アデン:本紙】

「アンサール・アッラー」(フースィー派)が、イスラエルのガザに対する攻撃と闘うパレスチナ人を支援すると主張して紅海およびアラビア海において攻撃を行っており、この攻撃による結果に対処する試みとして、イエメンの正統政府は、紅海とアラビア海、そしてアデン湾での情勢緊迫化がもたらす可能性のある影響を検討し始めた。

政府系通信社は、土曜日に行われた政府の会議で、フースィー派による国際商船への攻撃が生活に与える影響を軽減するため、様々な機関の間での措置の調整のメカニズムが検討された、と述べた。フースィー派による攻撃は、基礎物資のサプライチェーンや命を救うために必要な食料や医薬品の輸入の深刻な停滞を警告している。

同通信社によると、「この点に関して、閣僚評議会の事務総長が座長を務める技術委員会の設置が承認された。全省庁と関係当局の代表者がメンバーとなり、措置の調整、必要な計画の立案、実行段階までのフォローアップを担うこととなる」という。

会議では外務、在外自国民担当、計画、国際協力、防衛、産業、貿易各省の大臣とイエメン中央銀行総裁による報告書が検討された。これら報告書は、国際航路への攻撃による影響、経済的負担の倍増、および保険と海運、基礎物資のコスト等に関するものである。

(後略)


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翻訳者:檜山彩名
記事ID:57217