イラク:イラクの親イラン軍事組織が対米攻撃の停止を発表(1)

2024年01月30日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イラクの「カターイブ・ヒズブッラー」が米軍に対する軍事作戦を停止

【バグダード:諸通信社】

イラクの民兵組織「カターイブ・ヒズブッラー(以下KHという)」(神の党旅団)は火曜日夜、米軍に対する軍事作戦の停止を発表した。

KHは、アブー・フサイン・ハミーダーウィー事務総長による声明の中で、「我々は他からの干渉を受けることなく、自らの意志で、ガザの抑圧された民衆を支援する決断を下した」と述べた。

声明には「イスラーム共和国(イラン)の兄弟たちは、我々の(聖戦)活動を充分に理解していない。彼らはしばしば、イラクやシリアにおける、米国駐留軍に対する圧力やエスカレーションに反対する」との文言も加えられている。

そして「人道的、イデオロギー的な使命にコミットするため、我々は最も厳しく困難な状況において知恵と配慮、法的・倫理的のバランスを順守して活動してきた。我々は、駐留軍に対する軍事・治安活動の停止を発表する」と続く。

声明は、「この決定がイラク政府を当惑させるため」と強調している。

KHは、「我々は別の方法でガザの人々を守り続ける。KHの高潔な戦士たちに、もし彼らに米国が敵対的な行動を起こしたら、 (一時的に)受動的な防衛姿勢をとるように助言する」と表明した。

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翻訳者:酒井梢太
記事ID:57241