レバノン:米仏の外交使節らがそれぞれイスラエル、レバノンを訪問(1)

2024年02月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■複数のミサイルがセジュルネ氏とホッホシュタイン氏の任務と競り合う...イスラエルはレバノンに対して新たな軍事行動を警告

【ベイルート:本紙】

国境の両側でミサイル攻撃の応酬が発生しているなか、レバノン南部の国境は日々新たなエスカレーションを目の当たりにしている。これと時を同じくして、アモス・ホッホシュタイン米大統領特使はテルアビブで新たな協議ラウンドに着手した。その後レバノン・イスラエル間の緊張解消や安保理決議第1701号履行の模索を目的とした協議を開始するために、ステファヌ・セジュルネ仏外務大臣がベイルートに到着した。

最新の戦況については、イスラエルの戦闘機がシーヒーン村の家屋や、ベイト・リーフ村で「アマル運動」の拠点とされている家屋を攻撃した。その結果、サディーキーン村出身のフサイン・アッザーム氏、ラシュクナーニーヤ村出身のジャアファル・イスカンダル氏、アイン・バアール村出身のハサン・サキーキー氏ら3人が死亡し、複数人が重傷を負った。

午前中のジャッバイン村に対する攻撃では負傷者が発生し、午後にムスリムスカウトの救急車が横断している最中に発生したジャッバイン村、シーヒーン村(、タイル・ハルファー村)の三角地帯に対する攻撃では負傷者が出なかった。さらにイスラエルの無人機はビント・ジュバイル郡のヤールーン町やトゥーファー地域のマイス・ジャバル村、マルワヒーン村の一帯に対しても攻撃を行った。またハースバイーヤ郡のラーシャヤー・フハール村一帯も、占領下シャブアー農場内の占領軍の拠点からの攻撃にさらされた。さらに爆撃はマルジャアイユーン軍のマルカバー村、ハームール渓谷、ラッブーナ村、ナークーラ村、ハサン渓谷地区、マジュダル・ズーン村のほか、タイル・ハルファー村とシャマア村の間の森林地域にまで及んだ。さらに占領軍はワザーニー村にある複数の住宅に対しても攻撃を行った。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57279