バシャク・デミルタシュ、イスタンブル市長に出馬せず

2024年02月07日付 Cumhuriyet 紙

緑の左派(DEM)党からイスタンブル広域市市長選に出馬するかどうか長い間議論がなされてきたバシャク・デミルタシュ氏が、書面で声明を発表した。デミルタシュ氏は出馬しないと発表し、「現段階で、イスタンブル広域市市長選へ出馬するとの表明を実行に移さないことに関して我々の党と合意に至った」と述べた。

エディルネ刑務所で収監中の人民の民主主義党の前共同党首のセラハッティン・デミルタシュ氏の妻であるバシャク・デミルタシュ氏が、イスタンブル広域市市長選に出馬しないことを明らかにした。

出馬表明が何日もの間議論の的となっていたデミルタシュ氏は、出馬しないことに関して書面で表明した。

デミルタシュ氏の声明では、「現段階で、イスタンブル広域市市長選へ出馬するとの表明を実行に移さないことに関して我々の党と合意に至った」とし、次のように述べられた。

「我々の党が入念に継続してきた地方選挙の政策を強力に支援する目的で、イスタンブル広域市市長選に出馬するための責任を引き受ける準備が整っていると以前に述べた。

2024年2月5日月曜日に我々の党を代表する面々と会合し、あらゆる事態について報告を受けた。お互いに協議した結果、我々の党は私たちの出馬表明から力を得られたと述べ、私たちを称えてくれた。出馬の議論に際して我々に全面的な援助をし、信頼してくれたDEM党本部へ、そして尊敬する市民に限りない感謝を述べる。

と共に、現段階でイスタンブル広域市市長選へ出馬するとの表明を実行に移さないことに関して我々の党と合意に至った。すべての国民、党員の皆さんに知っていただきたいのは、すべての決定が党との完全な調和、協調のもとで下されたことである。数日中に我が党が発表する候補者は我々全員の候補者であり、全力で支援し、我が党の成功のために働くつもりである。

我が党の公式発表以外のいかなる発言を信用せず、いかなる憶測にも耳を貸さないよう特にお願いする。我々は共に成功し、何が起きようとも民主主義の基本原則、公正、平等、平和の探求を決してあきらめない。そして我々は必ず勝利する。」

■何があったのか

エディルネ刑務所で収監中の人民の民主主義党の前共同党首のセラハッティン・デミルタシュ氏の妻であるバシャク・デミルタシュ氏は、党のイスタンブル広域市市長選の共同候補者になることが確実視されていた。

バシャク・デミルタシュ氏は、「私にお役が回ってくるなら、準備はできている。平和と民主主義への道を開くと信じ、そのための責任が降りかかってきたとしたら、私には準備が出来ている。」と述べていた。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:伊永勇人
記事ID:57286