レバノン:ヒズブッラーとイスラエル間の交戦はエスカレーションが続く(1)

2024年02月11日付 Al-Nahar 紙

■戦況は危険なエスカレーションの傾向に…イスラエルは第98師団を北部のレバノン国境へ派遣

【本紙】

イスラエルとヒズブッラーの二者間の交戦規定とされるものが崩れ、レバノン南部における戦況は危険なエスカレーションの傾向にある。一方でイスラエルは、レバノン最南部においてヒズブッラーの多数の指導者を暗殺するのと並行して、北部の入植者らを彼らの居住地へ帰還させるために、「安全」地帯に関して政治的に解決することを求める呼びかけを強めている。そしてイスラエル軍ラジオ放送は今日、「最大規模の師団の一つをガザ地区からレバノン国境の丘陵地帯へ派遣する」と発表した。

また同ラジオ放送は、「参謀総長のヘルジ・ハレヴィ中将が第98機甲師団をガザ地区からレバノン国境へ派遣することを決定した」と言及した。

第98師団は落下傘師団であり、コマンド部隊やその他特殊部隊を擁する。

戦況に関しては、イスラエルがレバノン南部の町への爆撃を繰り返し、朝には国境地帯のクファルキラー町を砲撃した。また今日の夜明け頃には、フーラー町の郊外でもイスラエルによる攻撃が確認された。

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翻訳者:酒井梢太
記事ID:57289