トルコ地域を含むスターバックス中東等社株式、30%米国企業買収へ

2024年02月09日付 Cumhuriyet 紙
アメリカのプライベート・エクイティ会社、アポロ・グローバル・マネジメントは、クウェートのアルシャヤ・グループが保有する、トルコを含む中東、北アフリカ、中央アジアのスターバックス株のうち、30%を取得するために動いた。

ロイターに語った関係者によると、アメリカのプライベート・エクイティ株式会社であるアポロ・グローバル・マネジメントは、クウェートのアルシャヤ・グループによって運営されている中東、北アフリカ、中央アジアのスターバックス・フランチャイズの少数株式を買うために、会合を行った。英国通信社の先日の発表によれば、アルシャヤ・グループは、事業の少数株式約30%の売却を望んでいる。

■8000人以上の雇用

中東及び北アフリカ地域で、バハレーン、エジプト、ヨルダン、クウェート、レバノン、モロッコ、オマーン、カタル、サウジアラビア、トルコ、UAEの国々ではスターバックスの諸店舗はアルシャヤ・グループによって運営されている。この会社はトルコだけでも8000人以上を雇用している。

関係者のうちの2人は、最終候補者に選ばれたサウジアラビア公共投資基金(PIF)も、以前から株式購入に向けて交渉を行い、今も続いていると話した。アルシャヤ・グループのスターバックス・ユニットは、中東、北アフリカ、カザフスタン、アゼルバイジャンを始めとして13の国でおよそ2000店舗を経営している。同社の同ユニットは、ロシアからの撤退前の2022年には、40億、50億ドル相当の価値を有していた。

■ロシアの130店舗閉鎖

株式売却契約が実現すれば、1999年以来、アルシャヤ一族が経営してきた会社の投資家層が拡大するだろう。アルシャヤ・グループは2022年のロシアからの撤退で、同国の130店舗を閉鎖していた。

1890年創業のアルシャヤは、チーズケーキファクトリー、シェイクシャック、パッタリーバーンといった人気のある西側のブランドの運営権を持ち、地域で最大の実販売会社の一つであった。

■各国の店舗数

クウェートのアルシャヤ・グループのスターバックス・ユニットは、13か国でおよそ2000店舗を経営している。

トルコ:681店舗
サウジアラビア:484店舗
UAE:319店舗
クウェート:218店舗
カタル:72店舗
バハレーン:55店舗
エジプト:80店舗
レバノン:42店舗
ヨルダン:32店舗
オマーン:22店舗
モロッコ:18店舗
カザフスタン:31店舗
アゼルバイジャン:6店舗


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:大屋千寛
記事ID:57312