イスラエル:拘束中の「ファタハ」中央委員会のメンバーを別の刑務所へ移送

2024年02月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルがマルワーン・バルグースィー氏をオフェル刑務所から独房に移送する

【テルアビブ:アナトリア通信】

水曜日(14日)、イスラエルの極右のイタマル・ベン・グヴィル国家安全保障大臣は、「ファタハ」中央委員会のメンバーであるマルワーン・バルグースィー氏をオフェル軍事刑務所から別の刑務所の独房に移送したと明かした。これは、ヨルダン川西岸地区でインティファーダが計画されているという情報が存在しているためだとした。

「ユダヤの力」党の党首であるベン・グヴィル大臣はX(旧ツイッター)上の書き込みで、「私は嬉しい。というのも、イスラエル刑務所管理局(IPS)が、刑務所にいるテロリストたちに対する私の極めて明確な政策を実施したからだ」と述べた。

また同大臣は、「IPSが本日(水曜日)、殺人者マルワーン・バルグースィーをオフェル刑務所(ヨルダン川西岸地区中部のラマッラ西方にあるバイトゥーニヤーに所在)から独房(場所は不明)へ移送した」と明かした。

さらに、「これはインティファーダが計画されているという情報を受けて行われた」と指摘した。

そして過激派の同大臣は、「テロリストたちが刑務所を牛耳った日々はすでに過ぎ去った」と述べ、書き込みを終えた。

一方でイスラエルの民放「チャンネル13」は水曜日(14日)午後、「ファタハの指導部であるマルワーン・バルグースィー氏がオフェル刑務所から別の刑務所の独房に移送された。これは、同氏がヨルダン川西岸地区で第3のインティファーダを呼びかけ、扇動したという情報をIPSが受けた後、エスカレーションを懸念して行われたものである。」と述べた。

イスラエルは2002年にバルグースィー氏を拘束した。そして同氏は、「ファタハが支援する武装組織が実行し、複数のイスラエル人が死傷した作戦に対する責任」の罪で終身刑の判決を受けている。


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翻訳者:大森耀太
記事ID:57341