レバノン:公共部門のストライキで、ラマダーン用の食品や家畜の確保が危ぶまれる(1)

2024年02月22日付 al-Mudun 紙
食品輸入業者組合は、ラマダーン前の商品の入荷がストップすると警告した
食品輸入業者組合は、ラマダーン前の商品の入荷がストップすると警告した
■公共部門のストライキがラマダーン月前の食品および家畜の入荷を脅かす

【n.p.:本紙】

レバノンでは、公共部門、特に農業省職員と消費者保護監督官のストライキが、海外から商品を持ち込む際に、国境検疫所で審査、検査、承認が義務付けられている輸入食品および畜産物部門に影響を及ぼしている。

食品輸入業者組合

ハーニー・ボフサリー氏が代表を務める食品輸入業者組合は声明を出し、農業省の職員と経済・貿易省の消費者保護監督官が発表したストライキの影響で、特にレバノンの国境検疫所や港を経由する食品の入荷が滞るとの懸念を示した。

同組合は、「多くの(輸入)食品が農業省の検疫を義務付けられている。経済・貿易省の消費者保護監督官による検査や監督も必要だ。そのため、これらの手続きがなされなければ、商品の入荷が遅れ、食品の中には腐敗のおそれもあり、輸入業者には追加のコストが発生する」と指摘した。

そして、「事態を悪くしているのは、それが聖なるラマダーン月の前に起こったということだ。この時期には大量の輸入食品が続々と到着し、市場に流通するからだ。港で貨物を陸揚げできなければ、ラマダーン月の商品の供給を直撃するだけでなく、市場での深刻な品不足につながる」と警告した。

この状況に同組合は、レバノン政府、ナジーブ・ミカーティー首相およびこの問題のすべての関係者に対し、職員に業務を再開させ、国民のニーズを満たす食品の市場への供給を確保するための十分な措置を講じるよう求めた。

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翻訳者:新藤花絵
記事ID:57401