イラク外相「国内のPKK排除はわが国の任務」

2024年03月01日付 Hurriyet 紙

CNNトルコに対し語ったイラクのフアド・フセイン外相は、「クルディスタン労働者党(PKK)を排除することは我々の任務である。PKKはイラク、イラク・クルディスタン自治政府(IKYB)、トルコ皆にとっても問題である。アンカラ政府と共に3月中にも要望を話し合い、共同計画を作成する」と話した。

フアド・フセイン・イラク外相は、CNNトルコのブシュラ・アルスランタシュ記者の問いに答えた。

「イラク憲法はいかなるテロ組織も認めていない。法的観点から、我々の責務はPKKをイラク国内から排除することである。トルコに対する我々の責務という点から、PKKは問題だ。PKKはイラク、IKYB、トルコ皆にとっても問題である。地域にとっての問題である」と語ったフセイン外相は、次のように続けた。

「アンカラ政府と、非常に良い最初の会談を12月に行った。来月に再び会談する予定で、その後バグダードでも会談はあるだろう。この問題に取り組むことを決めた。どのように取り組んでいくのか、ということについても述べることができる。我々は素晴らしい会談を実現した。この問題について、双方が文書を取り交わすることになる。

◾️アンカラ・バグダードが相互に書類を用意する

トルコは複数のシナリオについて話した。我々にも独自のシナリオがある。イラクはこれに沿って取り組みを始めた。PKKはすでにいくつかの政党を結成している。そのため、イラク国民の一部はPKKの一派になっている。会談の中でも次のことを伝えた。お考えを書面にしていただきたい。我々も書類を作成し、次回の会談で話し合おう。3月に要望を話し合い、共同計画を作成する。」

◾️クルディスタン愛国同盟(KYB)との問題を解決すべき

「KYBは重要な組織であり、政治システムの一部である。そのため、KYBとトルコ側の間にある問題を解決しなくてはならない。しかし、PKKはまた別の問題である。来月、会談を開く予定である。この問題にどのように取り組むか検討する。密度の濃い会談となるだろう。

◾️イラクはPKKをテロ組織と認めるか?

複数の国がPKKをテロ組織としてリストアップしていることは知っているが、イラクでは状況が異なる。それは、次のような事実と関係がある。我々はこの問題の解決を望んでいるのか?そうである。ある組織をテロ組織と呼ぶときには、次のようなことを意味する。同時に、法的な責務が発生すると言うことである。テロ組織であることが宣告されれば、それらと闘わなければならない。PKKには様々な顔がある。NGOと言うこともできるし、難民の組織であると言うこともできる。イラクの状況は、トルコのそれとは異なっているのである。」


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翻訳者:関口ひなた
記事ID:57457