パキスタン、イランの協力を得てとある密入国斡旋組織の壊滅を発表|イラン治安部隊の重要な作戦及びその詳細

2024年02月28日付 Hamshahri 紙

 パキスタンは、イラン・イスラーム共和国の協力により、同国はイランの治安部隊の支援のもと、とある密入国斡旋組織の制圧と4人のパキスタン人の拘束、及び誘拐された同国の2人の国民の救出に成功したと発表した。

【ハムシャフリー電子版】イスラマバードにあるパキスタン連邦捜査局(FIA)の公式声明によると、同局の在テヘラン連絡官事務所とイランの関連機関の連携により、パキスタンからイランへの密入国のネットワークが消滅した。

 この声明にはこう述べられている。「両国の効果的な協力の結果、1人のパキスタン国籍の密入国斡旋組織の主要メンバーがイランで拘束され、一連の捜査が行われた後、さらに共犯者3人がパキスタンで拘束された」。

 パキスタン連邦捜査局の広報は、イランの治安部隊は密入国斡旋(組織)のパキスタン人メンバーによって拘束されていた2人のパキスタン国民を解放することに成功し、3人目のパキスタン国民を解放するための取り組みも進行中であると付け加えた。
上述の声明には、パキスタンで密入国斡旋に関与する他のメンバーを特定するための迅速果断な措置を継続するだろうと述べられている。

 近年、イラン国境警備隊は数千人のパキスタン国民を不法移民として拘束し、ミルージャーヴェ国境地帯でパキスタン側の国境警備当局に引き渡している。

 情報筋によると、パキスタン国民は職を求め、もしくはヨーロッパ諸国やペルシア湾岸地域へ行くために、イランに不法入国して他国の国境ゲートをくぐろうとしている。

 この地域における密入国斡旋の犯罪組織は不法移民を国境の向こう側に送る際に危険な手段を用い、時には何人もの人を往来する車の荷室内やトラックの荷台に押し込めることもあり、不法な渡航者にとって危険な状況を作っている。

 パキスタンのメディアは時々、イランとの国境やイランと隣接する地域で不法移民が犠牲者になるニュースを報じている。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:LJ
記事ID:57472