モロッコ:国際女性デーと重なる「怒りの金曜日」のスローガンは「パレスチナ女性は忍耐と戦いの象徴」

2024年03月07日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ラバト:パレスチナ女性の忍耐を支持し、ガザでの大量虐殺を非難する「怒りの金曜日」を呼びかけ

【ラバト:本誌】

モロッコ国家問題支援機構は昨日水曜日、ガザに対する(イスラエルの)継続的な攻撃を非難し、(イスラエルとの)国交正常化合意の破棄を求めて、モロッコの各都市で22回目となる「怒りの金曜日」の開催を呼びかけた。

国際女性デーと重なる「怒りの金曜日」に、同機構は「パレスチナの女性はスムード(忍耐)と闘いの象徴である」というスローガンを掲げた。そして国際女性デーに合わせて、(過酷な環境に)耐えながら力強く生きるパレスチナの女性たちを支援し、ガザを始めパレスチナ全土で彼女たちが直面している(ジェンダーを理由とする)殺人や虐待、飢餓を強く非難した。

そして声明を出し、「22回目となるアクサーの大洪水作戦(怒り)の金曜日」は、シオニスト政権が行っている大量虐殺、飢餓政策、土地の所有者でかつ権利者に対する強制移住に抗議して、尊厳の地ガザへの連帯を示す市民運動を継続するものであると述べた。

声明では、(今回の)金曜日の抗議活動が、世界史上前例のない恐ろしい大虐殺に関する国際的な沈黙とアラブ諸国の公式な失望を糾弾する機会であることも示された。

昨年10月7日以来、モロッコの各都市では、パレスチナのレジスタンス(武装抵抗運動)を支持し、占領軍がパレスチナの人々に行っている残忍な大虐殺や飢餓を非難する座り込みやデモ行進が度々起きている。参加者たちは、(イスラエルとの)国交正常化合意は国民の意に反すると主張し、正常化合意の破棄および首都ラバトのシオニスト連絡事務所の閉鎖と職員の追放を求めるとともに(イスラエルによるハマース)殲滅戦争を停止させるために圧力をかけるよう訴えた。


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翻訳者:藤井孝成
記事ID:57476