国連:安保理議長国は「ガザの犠牲者への同情と痛みを感じている」(2)

2024年03月01日付 al-Quds al-Arabi 紙

■国連安全保障理事会議長国は本紙に「私たちはガザ地区の無辜の犠牲者に対する同情と痛みを感じている」と述べる(動画)

【ニューヨーク(国連):本紙】

本紙は安保理議長国に、ガザに関する一連の質問をした。第二次世界大戦で広島と長崎に2つの原子爆弾が落とされ、数千人が亡くなるという経験をした国として、日本はジェノサイドの犠牲者に同情するかどうかである。ジェノサイド戦争の開始から147日経ち、ガザ地区では行方不明者を除いても、犠牲者数が3万人以上、負傷者が7万人以上に達し、その多くが女性と子供になっている。「ガザで起こっていることはジェノサイド戦争だと思うか、それともそうではないか」という質問に対し、大使は「犠牲者への同情に関しては、日本人としての私たちの経験に基づくと、悲劇が世界中のどの場所で起こっても、私たちは痛みを感じます。私たちはガザ地区で起こっていることを日々追っており、同情と痛みを感じています。そこでのすべての出来事は、ガザ地区の市民を標的としたものにつながっていて、同様のことがイスラエルの市民にも起きているのです。したがって私たちは痛みを感じています。多くの国がそれぞれの歴史を持っていて、日本も過去の経験に基づいてこうした悲しみと痛みを感じています」と述べた。

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翻訳者:檜山彩名
記事ID:57491