イスラエル:国防省は「国際法を遵守するかたち」での米国製兵器の使用を誓約

2024年03月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルが法に従って米国製兵器を使用することを誓約する書簡に署名

【テルアビブ:本紙】

イスラエル国防省の報道官が金曜日に述べたところによると、イスラエルのヨアヴ・ガラント国防相は米国政府宛の書簡のなかで、国際法を遵守するかたち以外で米国の兵器を使用することはないと誓約した。

しかし同報道官は、これはイスラエルのみならず米国の多数の同盟国に該当する要項であると付け加えた。

同報道官の発表は、イスラエルの『エルサレム・ポスト』紙が米国、イスラエル両国の高官らの話を引用しつつ、国防省の書簡に言及したのちになされた。

この書簡は、米国のジョー・バイデン政権が今年2月、新たな国家安全保障覚書に署名したのちに作成された。この決議はガザの戦争における米国製兵器の使用を懸念した民主党上院議員らの圧力を受けてなされたものだが、イスラエルに特段の言及はしていない。

米国はイスラエルに対し、3月中旬までに文書を送るよう求めた。

エルサレム・ポスト紙によると、アントニー・ブリンケン米国務長官は今後3月25日までに、イスラエルが提出した誓約が信頼できるものかどうかについて、連邦議会に通知しなければならず、さもなければイスラエルへのさらなる米国製兵器の供給が遅れる可能性があるという。


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翻訳者:山中李咲
記事ID:57516