レバノン:UNIFIL海軍部隊の職務(1)

2024年03月31日付 al-Mudun 紙

UNIFIL海上任務部隊は11万隻以上の船舶に対応

■【本紙:フサイン・サアド】

海を24時間巡航する戦艦上で数百日間過ごす、900人以上の国連部隊の将校や兵士の平和を乱すような騒ぎや重大事件は起きない。彼らは我々の海へと進む数々の商船に連絡を取り、そのうちの多くをレバノン軍海軍の検問へ送ったり、決められた海路を通るよう促している。

武器流入の阻止

あらゆる細部や構成要素において海上の日常と調和しているこれらの将校や兵士は、レバノン南部を維持する国連軍の一部であり、2006年7月~8月で33日間続いた武力衝突の後、イスラエル・レバノン間の敵対行為の停止を定めた安保理決議第1701号によって誕生した。

そして、これは世界で唯一の国連所属の海上任務部隊である。

安保理決議第1701号の条項に基づいて、レバノン領海の外に権限が限定されている同部隊の司令部を、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に部隊が参加している多くの国が引き継いでいる。2006年10月に最初に司令部を務めたのはドイツであり、現期間もふたたび務めている。この部隊は、6カ月前にぼっ発した(ガザ)戦争の影響を受けていない。というのも、同部隊の役割は限られており、36カ国約1万人のPKOの兵士がいる陸上のUNIFILの任務とは分けられているからだ。



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翻訳者:大森耀太
記事ID:57587