レバノン:UNIFIL海軍部隊の職務(3)

2024年03月31日付 al-Mudun 紙

■UNIFIL海軍部隊は11万隻以上の船舶に対応

【本紙:フサイン・サアド】

また本紙に対し、「UNIFIL海上任務部隊はレバノン海軍と大規模な活動を行っており、技術サポートの提供や、経験内容の共有、定期的な合同演習が実施されている」と語った。また、「我々の最終的な目標は、レバノン海軍がこれらの任務を将来的に自力で遂行できるようになることである」と付言した。

司令部を引き継いだ国々

(2006年)7月のレバノン侵攻後、2006年10月15日まで暫定的な海上部隊が展開され、その後ドイツが指揮するUNIFIL海上任務部隊が同地の管理を担った。そして2008年2月29日に、ドイツが同権限をイタリアが指揮する欧州海洋部隊(EUROMARFOR)に引き継いだ。この取り決めが根拠となり、欧州海洋部隊(海上作戦、航空作戦、水陸両用作戦を実行するために1995年に編成された、フランス、イタリア、ポルトガル、スペインからなる多国籍の海洋部隊)のはじめての活動は、国連の委任によるものだった。欧州海洋部隊は、UNIFIL海上任務部隊の司令部を1年間務め、最初にイタリア、それからフランスが指揮をとり、その後はベルギー、イタリア、ドイツ、イタリア、ブラジルの順に指導をとっている。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57602