エジプト:パレスチナ支援の継続を確認

2024年04月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプト大統領がエジプト政府のパレスチナ支援とその権利の保護の継続を確認

【カイロ:本紙】

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領はエジプト政府のパレスチナ支援とその権利の保護の継続を確認した。

エジプト大統領府の声明によれば、これはエジプト大統領とパレスチナのマフムード・アッバース議長による電話での会談において述べられた。また、電話会談はエジプト政府がガザ地区における停戦への合意協議を受け入れている最中に行われた。

エジプトの声明によれば「二人の指導者が(明日水曜日に)イード・アル=フィトルが到来することを機に祝福を交わした」という。

また、「エジプトが全てのレベルにおいてパレスチナの同胞たちの支援のための努力を継続すること、そしてパレスチナ民衆の権利の保護および東エルサレムを首都とする独立国家の樹立案の期待の実現のためにあらゆる努力を提供すること」を確認した。

パレスチナ議長は、「パレスチナ民衆を支援するエジプトの確固たる態度」を評価し、「この機会がエジプトとパレスチナの人々に幸福と幸運、そして祝福を再びもたらす」ことを神に祈願した。

エジプトは数ヶ月にわたり、カタールと並んでイスラエルとハマース間のガザ地区における停戦合意の実現と捕虜や人質の交換を目的とした間接的な協議を率いている。

イスラエルの占領軍は2023年10月7日以来、ガザにおいて破壊的な戦争を展開しており、パレスチナおよび国連の声明によれば10万人以上の犠牲者及び負傷者、壊滅的な破壊、子どもや高齢者の命を奪う飢餓をもたらしている。その犠牲者のほとんどは子どもや女性であるとされている。

また、占領軍は安全保障理事会から戦争の即時停止に関する決議が出され、同様に国際司法裁判所において「集団殺害罪」の実行の罪状で出廷したにもかかわらず戦争を継続している。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:小室璃紗
記事ID:57631