シリア:イスラエルによる在シリア・イラン領事館への攻撃(3)

2024年04月02日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イラン領事館に対するイスラエルの攻撃..革命防衛隊の越境と、米国政府の意図に反するイスラエルの戦争拡大の決定のはざまで

【ロンドン:本紙】

イスラエルの決断とは、特に過去数か月間で米国やいくつかの欧州諸国から、過去数十年にわたって得てきたものに匹敵する先進的な軍事品を受け取ったのち、戦争の延長に向けて動くことであった。そしてイスラエルはヒズブッラー、イラン、さらにはシリアとのいかなる戦争において、西側から軍事的支援、諜報的支援に留まらず、直接的な作戦による支援さえも受けるだろうと理解している。米国防省は戦争へのヒズブッラーの参入に備えて「アクサーの大洪水」から2月までの期間、空母や戦艦を配備してきた。ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長もこのことを認めた。

この間、イランのアリー・ハーメネイー最高指導者は、イスラエルによる在ダマスカス・イラン領事館への攻撃に反応して、「邪悪なシオニスト政体はこの罪を後悔するだろう」と述べ、「我々の勇敢な者たちがシオニスト政体を罰するだろう」と付言した。疑問は残っている。イランは即座に反撃するのか、それとも熟考して直接的な対立を避ける場所で反撃するのだろうか。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57639