イランのイスラエルに対する攻撃が予測されている

2024年04月11日付 al-Quds al-Arabi 紙
■米国とその同盟国は、イランによるイスラエルへの攻撃が差し迫っていると予測している

【ニューヨーク:諸通信社】

複数の消息筋によれば、米国とその同盟国は、イランあるいはその代理人がイスラエルの軍事目標や政府目標に対して大規模なミサイル攻撃あるいはドローン攻撃を行う可能性が間近に迫り、それは、6か月前から続いている紛争が大きく拡大する兆候になるとみなされると予測している。


ブルームバーグ通信は消息筋の話を引用し、高精度のミサイルを使った攻撃が数日中に行われる可能性があると伝えた。

同筋は、米国とイスラエルの諜報機関の評価に基づき、問題となるのは、攻撃が起こる可能性ではなく、攻撃を開始するタイミングだと述べた。

これに先立ち本日水曜日、イラン・イスラム共和国の最高指導者であるアリ・ハメネイ師は、イスラエルがダマスカスのイラン領事館ビルを爆破し、革命防衛隊の幹部2人を含む兵士7人を殺害したことに対し、イスラエルは「罰を受ける」と改めて述べた。

ハメネイ師はテヘランでのイード・フィトル礼拝後の説教で、「邪悪なシオニストは過ちを犯した。それは罰せられるべきであり、(実際に)罰せられる」と述べた。

イランは、先週、在シリア領事館が標的とされたことへの報復として、イスラエルを攻撃すると脅している。イスラエルはこの攻撃の責任を公には認めていないが、通常、シリアやレバノンなどでの活動については、あいまいにする政策をとっている。

一方、イスラエルのヨアヴ・ガラント国防相とイスラエル・カッツ外相はそれぞれ、イランが自国領土から攻撃を開始した場合、イスラエルはイラン国内へ報復すると脅迫した。


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翻訳者:星名紗和
記事ID:57643