ガザ:ハマース指導者の息子らが殉教するも一貫するハマースの要求

2024年04月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■息子たちがイスラエルの爆撃で殉教した後のイスマーイール・ハニーヤ氏:ハマースは依然として合意を求める

【ドーハ:諸通信社】

パレスチナのイスラーム抵抗運動(ハマース)の政治部門トップであるイスマーイール・ハニーヤ氏は木曜日(11日)、イスラエルの攻撃によって殉教した息子たちはハマースの戦闘員ではなかったと述べた。

さらに、ハニーヤ氏は息子たちの殉教が協議に影響を与えるかどうか問われた際に以下のように付け加えた。「私たちパレスチナ人の利益が何よりも優先される。そして、私たちの息子や子供たちもパレスチナ人の一員であり、その歩みの一部である。」

加えて、「私たちは合意を目指しているが、この瞬間まで敵であるシオニストははぐらかし、合意に至るために必要な然るべき見返りを提供せよという要求への回答から逃れている。」と述べた。なお、これはガザでの停戦、および刑務所にいる人質の交換のために現在進んでいる協議を示唆している。

イード・フィトル(断食明けの祝日)の初日である昨日水曜日、イスラエルの戦闘機がガザ市西部のアルシャティ難民キャンプの車両を狙った。そして、ハニーヤ氏の家族が殺され、息子3人と孫2人が殉教した。

目撃者によると、ハニーヤ氏の息子たちがイード・フィトルの到来を難民キャンプの人々や親戚らと祝うために尋ねて回っているときに、車両が攻撃対象として狙われた。


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翻訳者:渡邉翼太
記事ID:57649