1名死亡負傷者多数のアンタリヤ・ロープ―ウェイ事故、原因は?

2024年04月13日付 Milliyet 紙

アンタリヤ広域市が運営するロープウェイの支柱のひとつが倒壊し、客車に衝突した。客車の天井を突き破り、乗客8人が数メートルの高さから転落した。乗客のうち1人が死亡し、10人が負傷した。これは過失による事故だっただろうか?

労働安全の専門家シェブネム・アクマン・バルトアル氏はCNNトルコの生放送でアンタリヤのロープウェイ事故に関して詳細を述べた。バルトアル氏はこう述べる。

「過失が疑われる事故だ。ヘリコプターでさえ客車同士が近かったことから
救助が難航していた様子が見てわかる。定期的な点検が正しく行われていなかったように思える。適切な点検がされていれば、ワイヤーロープを固定する、支柱が倒れることはなかったはずだ。

仮に支柱が倒れ、客車にぶつかったとしても緊急停止ボタンを作動させる必要があった。ロープウェイには「ターミナル」中継地点がある。そこで作動しなければならなかった。

正しく建設されたのか、適切に検査されていたのか。これらは詳しい人物の調査報告を待って話されることである。それを専門家が行うことは極めて重要だ。ロープウェイに関しては、ほかに乗客が過多だったことも挙げられる。計算してみると、客車には6人から8人が適切であるが、今回の客車には負傷者が10人、死者が1人、あわせて11人だ。8人が適切にもかかわらず、11人である。

■バイラムで乗客過多に?

おそらく影響しだだろう。さらにはロープウェイを増便したのか客車が過多だったのか?これも重要な部分だ。首相府防災危機管理庁(AFAD)のチームの安全性も重要である。

■客車同士が近かったのは何を示す?

山の標高にあわせて距離は調整される必要がある。
建築設計上の計算が正しく行われたのか。検証されなければならない。

■事故は過失によるものか? 

過失であった。市当局は適切に管理しておくべきであった。バイラム期間はより慎重に点検することはもちろん、運営責任者も現場の安全管理者と同行して調査すべきであった。
管理者が労働安全の専門家と共に点検を続けていくのは重要だ。労働安全の専門家が適切に対応していれば緊急時の対応を担う者や、そのプランの策定者、会社の上層部はそれに沿って重要な責務を担っていただろう。労働安全の仕事をまっとうしていれば、現場の安全管理者は被告ではなく目撃者にとどまっていただろう。」


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翻訳者:小林佑輔
記事ID:57661