ガザ:米国がハマースの「アブー・ウバイダ」報道官に制裁を発動(1)

2024年04月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

■米国はハマース報道官「アブー・ウバイダ」に制裁を課し、その本名を明かす

【ワシントン:諸通信社】

イスラーム抵抗運動(ハマース)およびイスラーム聖戦運動に対する米国の最新の制裁は、2007年からガザ地区でハマースの軍事部門となっているイッズッディーン・カッサーム旅団のアブー・ウバイダ報道官を対象とした。

米国務省の声明により、ハズィーヤ・サミール・アブドゥッラー・カフルートがアブー・ウバイダとして知られる同報道官の本名であり、これはイスラエルが2023年に言及した名前と同じであることが明らかになった。

しかし現時点では、パレスチナ側や第三者側からアブー・ウバイダ氏の身元特定はされておらず、モサドやシャバックなどのイスラエルの諜報機関にも彼の写真は存在しない。

複数の報告書は、同氏がニイリヤー村出身で、ガザ地区のジャバーリヤー町で暮らしており、同氏の自宅は過去数年にわたって何度もイスラエルの空爆にさらされてきたと伝えた。

カッサーム旅団の幹部で、赤色のクーフィーヤと迷彩色の軍服で知られるアブー・ウバイダ氏が最初に画面に登場したのは、「霧散した幻想」作戦後の2006年6月にさかのぼる。その後同氏は、「アクサーの大洪水」作戦以降の重大な状況のたびに登場してきた。

(2)に進む


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:大森耀太
記事ID:57665