フェトル祭(ラマダン明けの祭り)の詐欺に注意!|犯罪者はこんな手口であなたから盗む

2024年04月06日付 Hamshahri 紙

 テヘランサイバー(FATA)警察長官は、幸いなるフェトル祭期間中のフェトゥリーエ[訳注:フェトルを祝う寄付]、ザカート[訳注:宗教的義務としての喜捨]、カッファーラ[訳注:宗教上の罪を償うために課される行為。ここでの罪とは故意の断食破りのこと]などの支払いを装った詐欺師らの活動について警告した。

【ハムシャフリー電子版】大テヘラン圏サイバー警察長官ダーヴード・モアッザミー・グーダルズィー大佐は、「詐欺師やサイバー犯罪者らは、人々を騙し詐欺を行うため、あらゆる機会を利用するものである。サイバー警察が詐欺師やサイバー犯罪者らを継続的に取り締まり、こうした者たちの犯罪行為の場を潰しているが、市民の認識もまた、彼らの行為を失敗させるための重要な要素である。市民を騙す可能性がある機会の一つが、フェトル祭だ」と語った。

 同長官は、幸いなるフェトル祭の時期が近づいていることに言及し、こう述べた。「どのような機会においても、利益を追求し騙す機会を狙う者らがネット空間で自身の活動を活発化させ、様々な名目でフェトゥリーエやカッファーラなどの支払いを装い、市民たちを騙すという懸念が存在している」

 モアッザミー・グーダルズィー長官は、いかなる理由でも市民たちはフェトゥリーエやカッファーラの支払いのために知らない人を信用してはならないと指摘し、次のように述べた。「市民の皆さんは、既知の信頼できる方法でこうした支払いを行わなければならない。利益を追求する詐欺師らが偽サイトを作ってユーザーたちをフィッシングページへ誘導し、フェトゥリーエやカッファーラなどの支払いを口実に、銀行のカード情報を盗んだり銀行口座を空にしたりすることがあり得るのだ」

 大テヘラン圏サイバー警察長官は次のように続けた。「詐欺の他の手口として、利益を追求する詐欺師らが不正なリンクを送ることで携帯電話やコンピューターの個人の秘密情報にアクセスする可能性がある。このため市民らは、フェトゥリーエやフェトル祭のお祝いなどを名目にしている可能性のある未知のリンクをクリックすることを厳に控えるべきである。信用できないサイトやネット空間上の個人アカウント内での寄付金の支払いを控えなければならない」


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翻訳者:KA
記事ID:57670