チュニジア:政党「社会民主主義の道」が選挙環境の見直しを求める(1)

2024年04月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
チュニジアの政党は、野党を裏切者呼ばわりするのをやめ、選挙前に憲法裁判所を設置するよう要求

【チュニス:本紙】

チュニジアの政党「社会民主主義の道」(左派)は、自由、公正かつ透明な選挙の実施は「現制度を改革するための、また、独裁が横行し、それに伴って国家機関が排除されたり、一人の意思に服従したりということを葬り去るための、適切かつ可能なメカニズムであり、選挙環境が浄化されれば、この国が多元的な民主主義精神を回復できる機会になる」とした。

同党は土曜日の声明で、「共和国大統領の政策の反対者や批判者を裏切りもの呼ばわりするような演説をやめ、政治家、メディア関係者、一般市民からの批判的な声をすべて抑圧する(サイバー犯罪に関する)政令54号を撤回するよう」呼びかけた。 そして、「昔の慣行に逆戻りさせる時期尚早な選挙運動を行うことに、国家やその機関の権限を行使している」と批判した。

同党はまた、最高選挙管理局の構成を見直すよう要求し、そしてそれが、独立性と公平性を保証され、執行当局からの干渉や指図を受けることなく選挙プロセスを監督する役割を十分に果たせるよう、候補者の立ち位置に関係なくそれぞれと同じ距離感を保つよう訴えた。


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翻訳者:瀬川遥加
記事ID:57681