シリア:シャーム解放機構が「ナンバー2」と目された指導者のひとりカフターニー氏の死を確認

2024年04月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シャーム解放機構が指導者のひとりアブー・マーリヤー・カフターニーの死を報じる

【ダマスカス:本紙】

ヌスラ戦線が、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏による指導のもとで中核を構成しているシャーム解放機構は、部隊内の著名な指導者であるアブー・マーリヤー・カフターニー氏(本名:マイサル・アリー・ジュブーリー)がイドリブ県田園地帯の宿泊施設で爆発物の爆発により死亡したと明らかにした。

カフターニー氏が死亡した際の現場には、シリア北西部イドリブ県で影響力を持つ同機構の政治部門である「救済政府」の指導者らがいた。

カフターニー氏の葬儀には同機構の指導者であるジャウラーニー氏は参加せずに、同氏の代わりに救済政府の首相であるムハンマド・バシール氏およびワクフ大臣であるフサーム・ハーッジ・フサイン氏が出席した。

ヌスラ戦線のメディア機関である「アムジャード」は、カフターニー氏の遺体の隣にいる同機構指導者を写した計2枚の写真を公開し、これらの写真はカフターニー氏との別れに際して撮影されたものであると報じた。

救済政府のムハンマド・アブドゥッラフマーン内務大臣は、1人の人物が木曜の夕方、カフターニー氏がいた一般の宿泊施設で、爆発物ベルトを用いて自爆したと述べた。

さらに同大臣は、実行犯は現場にいた3人のうちの1人であり、残りの2人は逃亡に成功したと指摘した。

一方同大臣は、「3人はイスラーム国の関係者であることが判明した」と述べつつ、逃亡者らが発見され次第、彼らを司法の場へと引き渡すことを誓約した。


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翻訳者:今村俊太、岡安紅葉
記事ID:57692