エルドアン大統領、イスラエル・イラン攻防にコメント

2024年04月19日付 Milliyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領はイラン・イスラエル間の情勢について「それぞれが異なることを言っている。妥当なものはないし、このことについて本当に意味のない説明はしない」と述べた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、昼頃にウスキュダルのクスクルにある自宅を出る際、金曜礼拝のため聖アリ・モスクへ向かった。エルドアン大統領はそこで金曜礼拝に参加し、モスクを出る際に報道陣の政治に関する質問に答えた。ファフレッティン・アルトゥン大統領府報道官とダヴト・ギュル・イスタンブル県知事も大統領に同行した。

■「まずはバグダッドを、そしてエルビルを訪問する」

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、報道陣の一人から月曜に予定されているイラク訪問について尋ねられ「イラク訪問は実は延期されていた。選挙の後の実施を計画しており、選挙が終了し、イラク訪問が実現する。1日での訪問予定であり、まずはバグダッドで親愛なる大統領・首相と会談した後、そこからエルビルを訪問する。エルビルでも北イラク問題について、また中央政府との間の問題についても話す機会がある。もちろん、これは同時に、イラク・トルコ間の関係正常化の努力の一環として取り上げる話題だ」と述べた。

■「トルコ・ドイツ間の関係について取り扱う機会がある」

エルドアン大統領は、水曜日にドイツ大統領がトルコを訪問することについて尋ねられ「何を話し合うかは言えないが、トルコ・ドイツ間の関係について取り扱う機会がある。シュタインマイヤー大統領と私の間には以前から友情がある。この関係を評価する機会がある。もちろん、その中で政治、軍事、経済、通商など様々な事柄を取り扱い、シュタインマイヤー大統領がここで私たちと行う会談で、ドイツ・トルコ感の関係をどのように前進させるか、このことについても話し合う機会がある」と述べた。

■「アメリカはイスラエルを支持していると見る」

イスラエル・イラン間の情勢について問われたエルドアン大統領は「皆さんご存知のように、現在イスラエルは異なることを言っている。イランも同様に異なる意見を表明している。妥当なものはないし、このことについて本当に意味のない説明はしない。イランによる声明についても『正しいことを言っている』とは言えないだろう。イスラエルも同様だ。現在、もちろんアメリカをも支持している。アメリカの声明では『知らせがあった/なかった』などの言葉があり、更に重要なことに国連安保理でアメリカが述べた最新の声明にも彼らがイスラエルを支持していると記されている。アメリカはここでは全員がパレスチナを支持している一方、アメリカは残念なことにここではイスラエルも支持することで立ち位置を示している。我々は異なることは望んでおらず、このこともとても詳細に見ていく可能性がある」と述べた。

■「状況をハニーヤ氏との間で共有しよう」

エルドアン大統領は、ハマス政治部のイスマーイール・ハニーヤ氏の訪問に関する質問に対し「もしも望むなら、状況をハニーヤ氏との間で共有し、彼と共に歩みを進めよう」と答えた。

■「ミツォタキス首相の訪問は答訪だ」

ある記者が、ギリシャのミツォタキス首相が5月に予定しているトルコ訪問を望んでいるかと質問したのに対し、エルドアン大統領は「ミツォタキス首相の訪問はある種の答訪であり、この答訪はトルコ/ギリシャ間の関係における重要なステージと言える。この重要なステージに関して、我々トルコとギリシャの関係の大きな改善をどのように実現するかを示す機会になろう」と述べた。 


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翻訳者:神谷亮平
記事ID:57715