シリア:反体制派として活動していたシリア人宇宙飛行士のムハンマド・ファーリス氏が死亡(2)

2024年04月20日付 al-Mudun 紙

■シリア人宇宙飛行士ムハンマド・ファーリス氏が死亡

【本紙】

ファーリス氏が最後に姿を現したのは数日前に撮られた病院内からのビデオテープの中であり、同氏は直近で行われたトルコでのシリアの反体制派の会議への参加を希望していた。同氏は以前のトルコのアナトリア通信との対談にて、「シリアにいた時、私の講演は決まりきったものでした。しかし、トルコでは自分の講演によって、私は解き放たれたので、私は自分が持っていた人道的で友愛的な義務を果たすことができると感じ、幸せです。」と述べた。

ファーリス氏はまた、「革命の勃発によって、そもそも大量に行われた弾圧が露呈したので、私は幸せでした。弾圧は、シリアの隅々にまで浸透し、運動、道徳、科学の分野で弾圧のない場所などありませんでした。」と付け加えた。また、宇宙旅行について、彼が人気の象徴的存在となった後、「バッシャール・アサド体制とその前のハーフィズ・アサド体制を通し、政権は約9年間私を自宅軟禁しようと試みていたので、私たちができたことはただ辛抱することだけでした。」と述べた。

ファーリス氏はトルコ国籍を取得しており、「トルコ赤新月社」からトルコ国籍を獲得した初めての宇宙飛行士として認定されている。

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翻訳者:長谷川優希
記事ID:57743